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四畳半神話大系 (角川文庫)
森見 登美彦
角川書店
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アニメが面白かったので原作を読んでみた。

この本には,主人公の大学生が,大学入学後にどのサークルを選ぶか?で4パターンの話が収録されています。

なのでそれぞれのお話は全てパラレルワールド。

悪友の小津に振り回されながらも,なんだかんだで冴えない学生生活を送り,結末は同じになるっていう展開。

まぁ結局楽しんでるよなぁ,とか思った。あと少し古風な感じも良い。

作中に「印刷所」なるレポート偽造専門の秘密結社が出てくるけど,こういうのはどこの大学でもありそう。

どういうルートなのか分からないけど,過去問とか流れてくるじゃん?

げんしけんみたいなリアルさは無いけれど,ダメな大学生を面白可笑しくデフォルメしたらこんな感じかなぁと。

人体 失敗の進化史 (光文社新書)
遠藤 秀紀
光文社
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進化って最適化していってるんじゃないの?とか思ってたけど,この本を読んだら必ずしもそうじゃないっぽい。

むしろ失敗とか場当たり的な設計変更が多いことに気付かされた。

あと偶然とか。

骨は栄養素(カルシウムとかね)を体に蓄えてたら,なんか硬くなっちゃった的な感じらしい。

二足歩行も,乾燥で森林が平地になったのをきっかけに,樹上で生活していた猿が大地に降りてきたからなんだとか。

んで,そもそも二足歩行するような設計になってないから,人体には不都合な箇所がいろいろある。

まず,内臓を支えるために骨盤頑張れな状況になってる。

上半身の体重とかほとんど腰が支えてる。

脳にちゃんと血液を送るには血圧高くないと駄目なのに,足とかは重力あるから低くてもおkとか。結局そこら辺のバランス考えたら,脳にはギリギリな感じの血液供給らしい。

姿勢によって血液供給の度合いが変わっちゃうよね?→エコノミー症候群とか。

こういう古典的な生物学って面白いと思うんだけど,昨今は人材も金も集まらないらしく,少し残念な感じがする。(逆にバイオとかが流行ってるの??万能細胞とかよく聞くけど。)

なんというか生物学っていい意味で未成熟だよなぁ,,とか思った。

天地明察
天地明察
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冲方 丁
角川書店(角川グループパブリッシング)
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2010年の本屋大賞に選ばれるだけあって,なかなか面白く,かつ読み応えのある小説だった。

渋川晴海という数学者を僕はもともと知らなかったので,あーこんなに凄い人が日本にいたんだなぁという感じ。

天才・関孝和と数学で勝負するところも面白い!(勝負と言うか,もう決闘みたいな感じだった。腹切ろうとするしw まぁこれはフィクションなんだろうけど。。)

というか2人とも,鎖国の時代にどうしてこんだけ偉業を成し遂げることが出来るんだろうね?

主人公の渋川晴海は何十年もかけて天文観測を行い大和暦(ようはカレンダー)を作るんだけど,はぁ?そんなの800年前に中国から伝わったありがたいカレンダーあるんだし,馬鹿なの?死ぬの?みたいに言われたりする。

で僕が一番共感したのが,「技術的には正解だけど政治的には駄目だよね?」みたいな,そこらへんの技術者の方々が散々嫌な思いをしてるであろう,偉い人を頑張って説得する作業の連続w

だって帝に改暦をお願いする書状(ようはメール)とか何日間もかけて文章推敲してるのとか泣けてくるんだけど。

ちなみにこの本を読んでると,水戸黄門こと徳川光圀がビスケット・オリバで脳内再生されるんだけど,続編は2010年夏の「光圀伝」らしいよ。

世界でもっとも美しい10の科学実験
ロバート・P・クリース
日経BP社
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この本は歴史上最も美しいと言われる10の実験を解説していく本で,ガリレオなりニュートンなり有名所の科学者が大勢出てきます。

美しいと思うのは人それぞれだと思うけど,科学実験とか言っておきながら内容が明らかに物理学に偏っている気がするけどいいのかな?

で,そんな大勢の物理学者の中で唯一誰だっけ?と思ったのがキャヴェンディッシュという物理学者。

かろうじて,最近読んでたファインマン物理学(力学)にキャヴェンディッシュの実験が載っていたので,あーあの人かって感じでした。

ってか読んでなかったら知らなかったかも。ゴメンナサイ。

当然ファインマン物理学には彼がどんな人間かなんて載ってないから,今回初めてそこら辺まで含めて知ることになった。

んでざっくりどんな人物かというと,家が金持ち,引篭もり,人付き合いが苦手,服装がダサイ,とかそんな感じ。

そんな彼だから研究成果を発表することもほとんど無かったみたい。

オームの法則やクーロンの法則も実は彼の方が先で,オームとクーロンはそれを再発見しただけなんだってさ!

いちお自分は回路屋さんなのに全くそんな事知らなくて,軽くショックだった・・・。

だってオームの法則なかったら僕はご飯食べていけないんだぜ?

しかもオームもクーロンも電気分野で単位になってるような人なんだぜ?

あと直接本人のことからはズレるんだけど,ケンブリッジ大学には彼の名を冠したキャヴェンディッシュ研究所なる研究所があって,そこの初代所長があのマクスウェルで,研究所単位ならノーベル賞受賞者を最も多く輩出している所らしい。

うーん,,なんだか本の感想というよりキャヴェンディッシュの紹介になってる気がするけど,まぁいいや。

読むだけで力がつくPID制御再入門
臼田 昭司
日刊工業新聞社
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初学者向けの本なので,全体的にざっくりした内容でした。

要約してしまうと,後閑さんのモータのPID制御法のページと同じようなことが書いてあるだけ。

以下適当にメモ。

  • P制御は比例動作のこと。現在値と目標値の差が大きいほど速く目標値に到達する。ただしオフセットが残る。
  • I制御は積分動作のこと。オフセットをキャンセルする制御。一般にP制御と組み合わせてPI制御として使用する。
  • D制御は微分動作のこと。PI制御は急激な外乱に弱いので,それをキャンセルする。一般にPI制御と組み合わせてPID制御として使用する。
  • ラプラス変換のことをラプラス変換表記って書いてあるんだけど,あくまで表記方法だと思え!ってことかな?
  • ブロック線図は四則演算を表現しているだけなので,オペアンプで実装できてしまう→オペアンプすげぇーじゃん!
  • PIDパラメータの決定方法が難しそう。ジークラー・ニコルス法,CHR法とか。
  • 同じシリーズで,自動制御再入門ってのもあるらしい。むしろこっちを読んだ方がよかったんじゃね?

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